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UXデザイナー見習いの記録

ファインマン物理学 力学(1~3章) 感想

 

 1章 踊るアトム

 「もし世界に大異変が起きて、科学知識が全て無くなってしまい、一つの文章だけしか次の時代の生物に残せない場合、最小の言葉で最大の情報を与える文章は何か?-それはあらゆるものは原子、小さな粒子からできているということである」

 物理を学んでいくために知らなければならないことは、物理法則は全て近似であり、さらにその全てを我々は知らないということである。例えば質量保存の法則があるこれは相対性理論では正しくない、速度が上がると質量は変化するのだ。しかし、ニュートン力学では十分無視できる変化である。

 そして、世界は原子からできていることを説明。原子同士は相互作用する。くっついたり、離れたりする状態が水であり、温度を上げると原子は活発に動き気体、水蒸気になる、逆に温度を下げると原子は動くのを止め、固体、氷になる。

 

 感想

  物理とは近似であり、さらに推測し、仮説を立て、実験で証明される手順を踏むなければならない。この原則が宗教的なものとの最大の違いだと思います。そしてこの世界を構成しているものは原子である。古代ギリシア人は万物の根源を水、火、空気、数字と考えた。自然哲学の始まりである。万物の根源はなんでしょうね?素粒子、11次元の紐、エネルギー、僕は関係性と思います。

 

2章 物理学の原理

 「世界とは神々のさすチェスの手合わせに似ていて、我々はそれを見ている見物人である。我々はそのチェスのルールを知らないが、見物することでそのルールが分かってくるこのルールが物理学原論といったものである。」

 

 物理の歴史を説明。ニュートン力学から始まり、遠距離相互作用として、万有引力、熱、音が説明され。近距離相互作用として電気が発見される。さらに光とは電磁場の一種であり、振動の速さでX線、光、電磁波となる。そして光は波としての性質と粒子としての性質があると分かり、量子力学が幕を開ける。さらに原子核の中にせまる陽子は中間子により結びついていることが湯川秀樹により予想され、宇宙線から発見される。さらにたくさんの素粒子が発見される。今だに、原子核の中身の法則は分かっていない。

 

感想

 この世界は素粒子からできている。しかし、これは多すぎる、さらになぜこんなに多いのか分かっていない、仮説はあるが。元素表が陽子、中性子、電子数の違いであったように、素粒子もより根源てきな粒子からできているこで説明できないだろうか?あらゆるものが一つの理論で説明できないだろうか?

 

 3章 物理学と他の学問の関係性

 「ある詩人がこう言った”グラス一杯の酒の中に全宇宙がある”」

 

 化学、生物学、天文学、地学、心理学は原子の働き、エネルギー、構成物質、神経の働きを知る上で重要な働きがある。

 

感想

 恐るべきファインマンの博学である。しかも、それぞれの分野には数多くの未解決の問題があることを堂々と言う。そうこの世界は分からないことが多いのだ、知った被るな!