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UXデザイナー見習いの記録

映画 呪術廻戦0の感想

芥見下々原作大人気漫画「呪術廻戦」の映画化

 

漫画の前日譚(一年前)を描いており、主人公は幼馴染のリカちゃん(特級過呪怨霊)に呪われた乙骨優太。自身にかけられた呪いを解くために呪術高専に入学する。

 

感想

 原作を丁寧に再現していてかなりおもしろい。

 

 やっぱり戦闘シーンがいい。

 

 最初に乙骨の同級生である禅院真紀、狗巻棘、パンダそれぞれに見せ場があり、

 

 原作では描かれなかった五条VSミゲル、京都での七海の黒閃4連発。京都校メンバーの戦闘も追加されてる

 

特典として「呪術廻戦0.5巻」もついてきました。

実存主義と構造主義と「ひぐらしのなく頃に」

 私は影響を受けた二つの哲学がある。実存主義構造主義だ。しかし、この二つの思想は折り合わない。実存主義は人生を決めるのは個々の選択だと述べたのに対して、構造主義は人生を決めるのはその時の環境だと述べた。

 実存主義サルトル構造主義のレヴィストロースは論争をし、レヴィストロースが勝った。サルトルが主体性こそが大事であり、社会的な進歩が起きると説いたが、レヴィストロースはそれは西洋中心主義であり、他の民族においてもその場所の社会的システムがあり、それを尊重すべきだと批判しました。

 

 ひぐらしのなく頃には2000年代に流行した、ノベルゲームでプレイヤーは雛見沢村でおきる惨劇を、ほぼ同じ、しかし差異のある物語を何回も繰り返し見る。そこで、解答編では、遂にその惨劇から解放される。

 ここでいう構造は主人公の一人である少女が何度も同じ死に戻りをして、何度も殺されるという宿命である。何度も繰り替えされる惨劇に少女は諦めかけている。しかし、

一つの奇跡を見て、諦めず惨劇を回避することを決意。物語はハッピーエンドを迎える。これだけだと構造主義実存主義が挑み勝ったと思われるが、そうではない。

 実はこの惨劇はある人物が強い意思で起こしたものであった。これはまぎれもなく実存主義である。構造はもうひとつの主体的決定であった。

 

 

 TVを見ていたり、ネットをしていると、コメンテーターや有名人、ネット記事の記者が国民は分かっていない、日本人は愚かと書いている記事を見る。

 国民の意識を軽視しない姿勢の方が大事ではないのかと常々思う。

気持ちは分かるが、私は嫌いなのだ、庶民を上から目線で見る視線が。なまじ知恵があり、教養がある人は特にこの傾向がある、庶民、大衆を批判する。分かっていないと、理解していないと、騙されていると。悦に入っているようにしか思えない。庶民が正しくて自分達が間違っている時だってある。もちろん、本当に庶民が間違っているときもある。

 一つ一つの問題は丁寧に分析し、解析し、整理し、批判し、議論し、考え抜かねばならない。有名人が賢い人がそれっぽい正しいことをいう人が常に正しいとは限らない。

ファインマン物理学 力学(10~12章) 感想

10章 運動量の保存

 「作用と反作用は等しい」

 数学的にきちんと解ける問題はかぎられており、これらの問題を解くには数値解析が必要である。そして、基本的な法則として運動量の保存がある。この法則は作用・反作用の法則、力の合力は0であるから、積分すると定数になり、運動量は一定となる。前提として弾性衝突、相対論的な条件がある。

 感想

  質量と速度を場合分けして、二つの物体の衝突について示していた。三体問題などの数値的な問題の条件はどうなのか考えたくなる。
 


11章 ベクトル

「物理学の法則は平行移動に対して対称である」 

 物理法則、ニュートンの法則は平行移動してもつまり、座標系が違っても同じである。停止している人でも、車に乗っている人でも同じ数式で運動の法則を記述できる。

 この速度や距離は方向と大きさを持つ矢印、ベクトルという概念で記述できる。また、ベクトルは成分に分けられるつまりx、y、z成分に分けられ、幾何学で解ける。

感想

 座標系を考えた時、宇宙の中心などあるんでしょうか?地球に中心がないように、宇宙にも中心はないようです。位相幾何学でいう三次元多様体がこれにあたるそうです。
 

12章 力の性質

「簡単な概念というのはどれも近似である。」

 力とは何か?物理学では力は厳密に定義できない、いや、数学のようにする必要がない。近似的に求めることが大事である。無論、精度の精度を上げる必要はある。力には摩擦力、分子力、電磁力、場の理論、見せかけの力、核力がある。

感想

 物理学とは近似である。前提条件を決め、どういう時に、どういう値を求める問題設定が大事。
 

 

ファインマン物理学 力学(7~9章) 感想

7章 万有引力の理論

「何かを見つけようという時は、深遠な哲学理論をするよりも、注意深く実験するほうがよい」

 ケプラーが天体の動きを観測することにより、ケプラーの3つの法則を見つけ出した。そして、ガリレオが発見した、慣性の法則を利用し、ニュートンが、普遍性のある、1つの法則、万有引力の法則にまとめ上げた。そして、なぜ月が地球に落ちないか?に答えを出した。

 

感想
 ファインマンはなぜ引力が電気の力に比べてこれほど弱いかのを宇宙の年齢と関係していると述べています。最初はトンでも理論に聞こえましたが、案外ありあえるかもしれませんね。

 

8章 運動

「スピードとはなんであるか?ーギリシア哲学者は、速度ということが入ってくると、問題を上手く記述することができなかったのでる。」

 運動は微分積分で記述できます。


感想

 今でこそ微分積分があるので、物体の運動は数式で表現できますが、それを得るのはニュートンライプニッツまで待たないといけませんでした。高校物理もこの話をすると、微分積分の理解が深まると思います。。
 

9章 ニュートンの力学法則

ニュートンの法則を使うためには、力の働きが分かっていなくたはならない;ニュートンの法則は力に注目せよという。」

 力:F=maから運動方程式をたてることで、物体の運動を予測することができる。


感想

 ファインマンは数値解析から単振動、惑星の運動を計算しています。かなり、数値解析に対し関心があったと思います。

ファインマン物理学 力学(4~6章) 感想

4章 エネルギーの保存

 「今日までに知られているあらゆる自然現象を通じて、その全部に当てはまる事実、法則が一つある。それはエネルギー保存の法則である」

 エネルギーとは形を変えようが一定である。地球では質量、高さに比例する重力の位置エネルギーがある。そして振り子は端から手を放すとスピードが最下点で最速になる。位置エネルギーが運動エネルギーに変わったのである。そしてバネに重りを付けたモデルを考えると運動エネルギーがバネの弾性エネルギーに変わる。そして次第にバネの振動が止まるこれはバネの熱エネルギーにかわる。ほかにもエネルギーには電気エネルギー、化学エネルギー、質量エネルギーがある。

感想
 この章ではエネルギー保存則を用いた、演習が多くあり、振り子、滑車の有名な問題があります。エネルギーとは何でしょうか?ファインマンもなんとも言えない、抽象的概念であると述べてます。


5章 時間と距離

「物理学はほかの科学と同じように観測に依存する、主として量的な観測に重きを置いている。そしてそらは、量的な関係にいきつく。―例えば、転がる球はどのくらい時間がたつとどのくらい距離がすすんでいるか?」 


時間とはどのように定義するかということではなく、どのようにして測るかが大事である。そして、短い時間―光が原子核を通る時間、長い時間―宇宙の年齢、長い距離―銀河系の距離、短い距離―原子核の半径を紹介。

 

感想
 時間や距離の最小単位のようなものはあるんでしょうか?不確定性原理からエネルギーと関係していることは分かっています。物質の波動性と関係あるんでしょうか。

 

6章 確率

「この世界の真の理法は確率論にある―byジェイムス・クラーク・マクスウェル」


コインの裏表の出る確率から、確率のゆらぎ、二項定理、ガウス分布ランダムウォーク不確定性原理を説明。


感想
 アインシュタインはこの不確定性原理を嫌い、神はサイコロを振らないと言ったのは有名。個と集の関係は確率によって結び付けられてる気がします。

ファインマン物理学 力学(1~3章) 感想

 

 1章 踊るアトム

 「もし世界に大異変が起きて、科学知識が全て無くなってしまい、一つの文章だけしか次の時代の生物に残せない場合、最小の言葉で最大の情報を与える文章は何か?-それはあらゆるものは原子、小さな粒子からできているということである」

 物理を学んでいくために知らなければならないことは、物理法則は全て近似であり、さらにその全てを我々は知らないということである。例えば質量保存の法則があるこれは相対性理論では正しくない、速度が上がると質量は変化するのだ。しかし、ニュートン力学では十分無視できる変化である。

 そして、世界は原子からできていることを説明。原子同士は相互作用する。くっついたり、離れたりする状態が水であり、温度を上げると原子は活発に動き気体、水蒸気になる、逆に温度を下げると原子は動くのを止め、固体、氷になる。

 

 感想

  物理とは近似であり、さらに推測し、仮説を立て、実験で証明される手順を踏むなければならない。この原則が宗教的なものとの最大の違いだと思います。そしてこの世界を構成しているものは原子である。古代ギリシア人は万物の根源を水、火、空気、数字と考えた。自然哲学の始まりである。万物の根源はなんでしょうね?素粒子、11次元の紐、エネルギー、僕は関係性と思います。

 

2章 物理学の原理

 「世界とは神々のさすチェスの手合わせに似ていて、我々はそれを見ている見物人である。我々はそのチェスのルールを知らないが、見物することでそのルールが分かってくるこのルールが物理学原論といったものである。」

 

 物理の歴史を説明。ニュートン力学から始まり、遠距離相互作用として、万有引力、熱、音が説明され。近距離相互作用として電気が発見される。さらに光とは電磁場の一種であり、振動の速さでX線、光、電磁波となる。そして光は波としての性質と粒子としての性質があると分かり、量子力学が幕を開ける。さらに原子核の中にせまる陽子は中間子により結びついていることが湯川秀樹により予想され、宇宙線から発見される。さらにたくさんの素粒子が発見される。今だに、原子核の中身の法則は分かっていない。

 

感想

 この世界は素粒子からできている。しかし、これは多すぎる、さらになぜこんなに多いのか分かっていない、仮説はあるが。元素表が陽子、中性子、電子数の違いであったように、素粒子もより根源てきな粒子からできているこで説明できないだろうか?あらゆるものが一つの理論で説明できないだろうか?

 

 3章 物理学と他の学問の関係性

 「ある詩人がこう言った”グラス一杯の酒の中に全宇宙がある”」

 

 化学、生物学、天文学、地学、心理学は原子の働き、エネルギー、構成物質、神経の働きを知る上で重要な働きがある。

 

感想

 恐るべきファインマンの博学である。しかも、それぞれの分野には数多くの未解決の問題があることを堂々と言う。そうこの世界は分からないことが多いのだ、知った被るな!